健康情報疲労回復法病気にならない体づくり
仕事も趣味も楽しくて「疲れを感じてないはず」なのに朝起きられない……。
そんな感じで、自覚のない“隠れ疲労”というものがあるようです。
その状態を放置すると、最悪の場合は突然や過労死に至ることもあるとのこと。
私、松野も気持ちは元気でも38度の熱が2ヶ月間下がらなくなった経験があります。
以下、
・2017年12月8日号 週刊朝日の記事
より参考
著者が運営する睡眠クリニックに来院された方がいます。
損保会社役員の男性(56)は、接待や残業で深夜に帰宅することが増えたが、仕事は充実していて愚痴や不満もなく、家族に疲労感を訴えることもなかった。
しかし、昇進してからは睡眠中に何度も目を覚ます。
朝は目覚まし時計が鳴ってもすぐに起きれない。
そのような症状のため東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長の元へと向かった。
「隠れ疲労」とは、
心身の疲れがたまっているのに、それを本人が認識できない。
または疲労感のない疲れ。
やる気と行動力に満ちあふれる人に多く、特に中高年が危なく、そしてそれは自分で思った以上に疲れており、それに気付かずにいれば命を奪いかねない状態のようです。
「隠れ疲労はなぜ起こるのか?」
それは、疲労と疲労感の違いがポイントになります。
疲労とは、心身が疲れている状態。
疲労感とは、疲れと自覚しきれる状態。
例えば、仕事や運動、精神的なストレス、睡眠不足によって脳の眼窩前頭野という部分に『あなたは疲れていますよ』と情報が送られてきて、そこで“疲労感”として認識されます。
眼窩前頭野は体の危険信号を出す場所です。
自律神経とは心拍、血圧、体温、睡眠など体のあらゆる動きをコントロールしている脳の働きのこと。
それは、交感神経と副交感神経にわかれ、交感神経は機能を上げるように働く神経で副交感神経は逆になります。
しかし、人間の脳は、意欲や達成感といった知的機能を司る前頭葉が発達しているため、眼窩前頭野が認識している疲労感を覆い隠してしまうことがあるのです。
実際には疲れているのに、疲労感を認識しない状態で、これが隠れ疲労の正体です。
隠れ疲労は、「気持ちいい」「もっと頑張れる」といった快感や意欲による興奮が脳にもたらされているときに起こりやすく、始めの男性のように責任感が強くて意欲的な人ほど隠れ疲労をためやすい傾向にあります。
つまり、「やる気」や「充実感」に疲労感がまぎらわされるが、心身は疲れていく。
そういうことから隠れ疲労を放置すれと過労死に至ってしまうリスクが高くなります。
疲労で自律神経の機能がおかしくなれば、心臓や血管に負担がかかり心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まっていきます。
「隠れ疲労に気づくには」
無意識のうちに出てくる兆候を見逃さないことが大切です。
①寝落ち。
②毎日の習慣がめんどうくさく感じるようになった。
①寝落ち
電車の中で、隣の駅に着くまでに眠ってしまう。
ベッドに入って1、2分とたたないうちに眠ってしまう。
このようなことが多々ある場合は要注意です。
寝つきがいいと思われている方の中にこそ、実は隠れ疲労を抱えた人が多い場合があるようです。
私、松野も夜の睡眠は寝るぞと思うと1~2分ですぐ寝れてしまいます。
まあ、私の場合はフルマラソンやキックボクシングの練習で疲れています。
②面倒くさいと感じてしまう。
そして、毎日の習慣が面倒に感じるようなとき。
例えば、出勤で普段歩いている1、2キロのいつもの距離を、「なんか今日は歩くのがだるいな」と感じて、タクシーやバスに乗ることを考えてしまう。
また、普段は楽しいことが「今日は気乗りしないな」というような感覚も隠れ疲労の兆候になるようです。
つまり、疲れを自覚することがなくても、何らかの変化を見逃さないことが大事になってきます。
隠れ疲労のサインをキャッチしたら、できるだけ早く疲労回復に努めてください。
「疲労回復には、疲労感をとるのではなく、疲労そのものの軽減するようにする。」
そのためには二つの方法があります。
①疲労軽減に効果がある「イミダペプチド」をとる。
②睡眠の質をあげる。
①このイミダペプチドは、鶏の胸肉に豊富に含まれてます。
継続して食べることで疲れに強い体をつくることができる。
②睡眠の質をあげる。
寝起きではなく、睡眠前に入浴をする方が多いと思うが、
その風呂の入り方を間違うと寝付きにくくなる場合があります。
例えば、熱いお風呂につかるとぐっすり眠れると思っている人もいるが、体温が急激に上がり、自律神経の交感神経が優位になり寝付けにくくなります。
入浴は、40度以下の半身浴で睡眠の2時間以内にはしないこと。
そうすることで交感神経の刺激を抑えスムーズに入眠できる。
冒頭の56歳の男性は、休日の運動を控え、イミダペプチドを豊富に含む食事を毎日とり、入浴も半身浴に変えたことで疲労度が顕著に減少したようです。
また、クエン酸の摂取も疲労回復によいようです。
私も年齢が増すにつれて、疲労回復が鈍ってきてるのを感じています。
その上でやって行っているのは、
・カルニチンの摂取。
・クエン酸の摂取。
・体を鍛える。
ということをしています。
また、ストレスを減らすために整体を受けることも大切です。