体の痛みをとるために、一生懸命がんばる!
いいことだと思います。
ただ、本当にそれだけでよいのか?
ただ、一生懸命やっていれば報われる。
「報われるよ!」
といいたいところですが、一生懸命がんばるだけでは、大きなリスクを抱えてしまいます。
それは、「一生懸命!、全速力!で間違った方向に走る」というリスク。
例えば、ドライブ!
今日は、久々の休みだし、素敵な場所に行きたい!
そうだ!こういう時は直感を信じてドライブだ~!
ということをした場合どうなるでしょう?
田舎道でもない限り、車に乗って道路にでると、1~2分も走れば必ず交差点で行先を決めなければいけません。
大きく太い道路なら、次々進むことができますが、住宅街などの細い道だと進んだ先は行き止まりかもしれません。
そして、そこが治安の悪そうなところだったら?
バックをして行き止まりから抜け出したとしても、道がわからなければ、また違う行き止まりだったり。
ひょっとしたら同じところをグルグルとまわっていたり。
いつになったら素敵な場所につくのやら。
まあ、偶然素敵な場所に行きつくかもしれません。
でも、そんなの低確率ですよね。
そうか!道に迷ったんだから、誰かに聞いてみよう!
その人が答えを知っていればいいです。
ですが、相手するの面倒くさいから適当に道を言う人に当たっちゃうかもしれません。
また、嘘をつかず、その人が素敵な場所を案内したとしても、感性が違っていたらそこは素敵な場所ではありません。
という感じで、直観を信じすぎたり、知識が不十分だと行きつく先は、正反対の場所の可能性もあります。
今、ドライブを例にしましたが、これが治療法だとしたらどうなるでしょう?
1年、2年もがんばって
あれ??思った結果と違う。
そうなっても時間は、戻すことはできません。
そうならないためには、正しい知識を求めることです。
うちは、整体屋なので、腰痛を例にします。
腰痛を治したい!
そんな時に思い浮かぶこと。
・痛み止めを飲む。
・暖かい湯船に浸かる。
・ストレッチする。
・骨盤ベルトを使う。
・整形外科へ行く。
・整体へ行く。
・腹筋、背筋を鍛える。
・生活習慣や環境を正す。
今、思い浮かぶのは、こんなところです。
どれが正しいでしょう?
さて、さきほどの直感ドライブを信じていたら大変なことになるのがわかりましたよね。
専門家じゃないと答えがどれかわからないと思います。
また、これ以外に答えがあるかもしれません。
この中の腰痛治療において確実性が一番高いのは、生活習慣や環境を変えることです。
整体屋を営んでいる私がいうのもなんですが、整体や病院はピンキリです。
「病院や整体」
病院はお客様の話や、実際私自身が膝を痛めて整形を何か所か行きましたが
レントゲンを撮る必要があるの?点数稼ぎ?と思えたり
※症状がひどい場合は、必ず病院へ行ってください。
筋肉の炎症ではなく、疲労からの圧迫骨折かもしれません。
整体にすれば、体を揉みほぐすことが整体と思ってるの?
という整体屋さんが多いです。
「痛み止め」
痛み止めですが、痛み止めは、治しているのではなく痛みを止めているだけです。
痛みの連鎖を断ち切ったり、痛みによるストレスから逃れるために必要ですが、多用は避けたいところです。
「湯船」
湯船につかると、血流をよくして良さそうに思えますが、温度が暑すぎると脳が覚醒し疲れを感じにくくさせます。
気をつけてほしいですが、疲れが感じにくくなるので、疲れは貯まる一方です。
健康に気を使っているはずなのに!なぜか病気になってしまった。
そんな話を聞いたことあると思います。
疲労回復と思っていたことが、そうではなく体を覚醒させて麻痺させていただけかもしれません。
「ストレッチ」
ストレッチは、悪いことがないように思いますが、強度が強すぎると逆に筋肉を傷めます。
ヨガやストレッチ教室に通ったら、よけいに体が痛くなった話をたまに聞きます。
これは、ヨガやストレッチが悪いわけではありません。
先生のやり方を聞かずに隣のやつに負けてたまるか~!とムキになって伸ばしすぎただけです。
自分本位じゃなく、先生の指示どおりにしてください。
自分でやる場合も、準備運動もなく無理に伸ばすと傷めてしまいます。
「骨盤ベルト」
骨盤ベルトは、圧迫することで関節の固定、筋肉のサポートをしてくれます。
一時的な利用は良いのですが、長期間使えば自身の筋肉が衰えてしまいます。
また、骨盤ベルトに一生頼れば大丈夫?というわけでもありません。
生活習慣や環境が同じであれば、骨盤ベルトで和らいでいた症状は再発します。
その後は、どうするのでしょうか?
手術をして改善できたとしても、また同じことを繰り返すだけです。
その後は?。。。
さて、治療のためと一生懸命思ってがんばっていたつもりが、このように方向性を間違っていたら治るわけがありません。
治すためには、
正しい方法で治す。
間違った治療法をに気づいて、修正しなおす。
そして、正しい生活習慣や環境が大切になります。