体が前傾になるほど、体が前に倒れないようにと背中側の腰、背中、首の筋肉が酷使されます。

筋肉が酷使され、疲労が抜きが追いつかなければ、筋肉は硬くなり、筋肉の間を通る血管に圧迫が加わります。

その血管は筋肉にも向かっているため、筋肉に栄養が届かない、不要物が停滞することになり、痛みやコリがさらに強くなっていきます。

また、筋肉が硬くなればその筋肉は付着部位の骨を引っ張り、骨格を歪めてしまいます。

そして、骨格に歪みがあれば、体はそれを補正しようと筋肉が使われることになり、さらに痛みは強くなりがちです。

調整後は、前傾姿勢の改善が見られました。

当院では、筋肉のコリや歪みを整え、痛みを改善させていきます。

腰痛とは、整体で何を診ているか？の記事は、コチラ。

体が前に傾いているということは、それを引き留める為に、

ふくらはぎ～お尻、腰、背中、首の後ろの筋肉が常に収縮してしまいます。

収縮が続けば、筋疲労が起き、筋肉が硬くなり、痛みを感じるようになります。

このような姿勢をとる理由は、猫背姿勢による癖が考えられます。

人の頭は体重の８～１０分の１ほどと言われており、その重さと腹部に肋骨がない事から体は腰のあたりからくの字に曲がりがちです。

その為、体の重心は前方になることが多く、背部の筋肉を使って立つ姿勢が癖づく為だと思われます。

また、その姿勢を形づけるように骨格も歪みます。

整体後は、前傾姿勢が改善されていました。

痛みが先に改善しますが、しびれが改善するのはその後です。

当院での施術でシビレの症状がなくなるまで、早い人は、２～３回の施術でしびれもなくなる人もいますが、平均的に週１の来院で３ケ月かかります。

早く良くなる方は、病院の画像検査（X線、ＭＲＩ検査）で異常がない人、筋肉の張りが強いことが主な原因で神経を圧迫していた人だと思われます。

ただし、全ての人が全快する訳ではなく、改善に留まる人、まったくよくならない人もいます。

基本的に加齢が進めば体の回復力は落ちます。

また、その症状が日頃の生活不良からきたもので、その生活をまったく変える意思のない人は、それだけ改善が遅れます。

それと体幹を支える腹圧も大切になってくるため、運動不足の人も改善が遅れる傾向にあります。

※回復力は、個人差があり、低い人は２０歳ほどの差がある人もいます。
つまり、４０代だけど６０代の回復力しかない人。
４０代だけど２０代の回復力がある人。
ということになります。

治り方の違いに関しての医師が書いた書籍やネット情報もありました。
https://toyokeizai.net/articles/-/213717
書籍：患者の心がけ
私は、書籍まで購入しました。

側弯が生じる理由には

・骨盤の歪み
・背骨の歪み
・背骨の圧迫骨折
・関節の変形
・脚長差

などがありますが、関節の変形や圧迫骨折は骨自体に歪みがあり、整体を行っても側弯は残ります。

また、徒手療法の検査では、変形や圧迫骨折があるかないかの正確な判断はできません。

施術を繰り返しても、改善されない場合に、そのような事が考えられます。

※変形の有無は、病院での画像検査（x線、ＭＲＩ）が必要です。

この方の場合は、側弯が改善したので、そのようなことがないようです。

臀部痛と脚の痛みで来られたお客様。

痛みで腰の改善がしずらくなっていましたが、調整後は改善。

臀部から脚にかけての痛みは、殿筋のトリガーポイントによる放散痛や座骨神経痛の影響ででることがあります。

肩こりの主な原因は、ほぼほぼ猫背です。