８０代の女性で色々と症状をもってこられました。

腰痛　手のふるえ　左肩痛　猫背

整形外科では大腿骨の変形と坐骨神経痛と診断されたとのこと。

体が悪くなって２０年も経つということで長い間我慢されてきたようです。


写真でもわかるように猫背になっています。

８０歳を過ぎるので年相応でしょうか。

それでも矯正後には背中を伸ばせるまで改善。


背骨や骨盤に歪みがあると姿勢を正せないばかりではなく

色々な症状へと波及する恐れがあるので注意が必要です。

10年ほど前から膝が痛くなり、よくならないというお客さま。

整形外科の診断では右膝の変形性膝関節症。

整形の先生からそのままの生活をしていると左膝までそうなるよと言われてるとのこと。


膝を触診してみると変形はそんなに進行していない様子。

ただ、立位姿勢では膝がやや曲がり伸ばせず、その代償のためかＳ状猫背になっています。

Ｓ状猫背はお腹と腰が前に突き出すような猫背。

このような状態だと膝と首に負担が大きくなります。

そのために膝と首が痛くなってきます。


写真ではわかりにくいですが、矯正後は膝が伸びるようになったため、頭の位置も体の中心に近くなり猫背が改善しています。

お腹の突き出しはまだまだです。


矯正後に歩行してもらいましたが、痛みが少なく歩きやすくなったと喜んでおられました。


以下、矯正前と矯正後の変化（動画）。　ボリュームにお気を付けください。

飲食業で厨房で料理を作っている際に腰が痛いということで来院。

一目瞭然ですが、体の歪みが強いです。

話を聞くと、働いていた場所が変わったのだが、前と今では作業台が低くなっているとのこと。

厨房で働いている人は、肩こりや腰痛がひどくなってこられる方が多いです。

そのような方達の話を聞いていると、体のサイズに比べ作業台が低いことがわかります。

そうなると猫背となり、肩や腰への負担が大きくなります。

また、キッチン内は狭い上にその中に人が移動するので動きも小さくなってしまいます。

この方の歩行を確認したら腕を振らずに歩いています。

狭い場所で働くと体を大きく動かすことができません。

腕なんか振って歩けるわけがないのでしょう。

そんな場所で１日中、１年中、何年も働いていたら癖がついてしまうんでしょう。

簡単に作業スペースを変える訳にはいかないはずなので、休憩中や家に帰ってからはできるだけ意識して体を動かすようにお願いしました。

「ラジオ体操を試してみようかな？」とおっしゃっていましたが、とてもいいことなのでおススメしました。

調整後は痛みが減っているということで予約を再度入れて帰られましたので、次回来院時にどれくらい痛みが減っているか楽しみです。