気功を行う上で邪魔をしてくるのが雑念です。

簡単に言えば集中できない。

ということです。


気功を行っているとイライラすることを思いだしたり、やらなければいけないことが頭の中に浮かんだりしがちです。


そのために雑念が思い浮かばないように日頃からの努力が必要で、それを得るためのルールとして仏教の八正道があります。

1正見 　
　正しいものの見方を持つ。
　自己中心的な見方や、偏見をせずに起こった出来事をただ受け止める。

2.正思　
　正しく考える。道徳を守る。
　思考は現実化していきます。行動は思考に基づいてます。

3.正語　
　嘘や悪口を言わずに、正しい言葉を使うこと。
　言葉は思考より力があります。自分だけに限らず相手にとっても良い言葉を使う。
　口の四悪をしない。嘘・両舌（都合や立場で変える言葉）・悪口・綺語（口から出任せの言葉）。

4.正業　
　無益な殺生や盗みをせずに正しく生きること。
　本能に任せるままの生活をしない。

5.正命　
　行儀よく、正しい生活をすること。
　衣食住を正しく行い、人の迷惑になるような仕事にはつかない。

6.正精進　
　良いことに向かって正しく努力すること。
　正しい道を努力することは、正しくない道に向かないということです。
　間違った道に向かって努力をしてしまうと得られる結果が変わります。

7.正念　正しく念じる。正しく願う。
　他力本願ではなく、どうなりたいと思っているのか、またはその強さで結果は影響されます。

8.正定　心の安定。　正しい心を保つこと。
　大きく感情を動かされないようにする。怒らない、悲しまない。うらやまない。惑わされない。
　

雑念を浮かばないようにする。

生活を豊かにするために必要な考えでもあります。