体を壊す前にやっといた方がいいよ。
ということで以下のことを小林静観さんの著書の中で紹介されています。
壊してしまってからでも遅くはないです。
以下、小林静観著 笑顔で光って輝いてより
「病気にならないコツ」
講演会のあと、ある気功師の方から質問をされました。
一年ほど前から右肩と右腰と右膝が痛みます。
治している人の邪気を浴びて、自分の体に痛みが残ってしまい、何をやっても取れません。
邪気を浴びて取れないということでしたので、私は「自分の力で治していると思っているのではないですか」と尋ねました。
自分の力で治していると思っている人には、相手の邪気も自分の体に留まってしまいます。
自分の体を管だと思っている人は、この人を治しているのは自分の力ではなく、天からの力を自分が管として通していると考えています。
このように考えている人は、管として通して天に返しているので溜まりません。
質問した方はとても素直な人でしたので、「よく解りました。自分の力で治していると思ったので、邪気が溜まったのだと思います」と言いました。
「自分の力がゼロということが解ったらとても話がしやすい。あなたはプロの気功師で食べている人だから、人間の体の部品をいくつくらい挙げることができますか」と聞くと、彼は二、三秒考えてからこのように答えました。
「三百個くらいですかね」
「では三百個として、痛いところが三ヵ所あり、痛くないところが二百七ケ所あります。
その痛くないところに、一ヵ所でもありがとうと感謝をしたことがありますか?
と、彼は黙ったままでした。
私たちが仮に神様だと、頭の巾で想像してみたとしましょう。
ある人に、目が見えること、耳が聞こえること、食べられること、話ができること、ありとあらゆることを全部与えていました。
この人は、本当は喜びと感謝に満ちていてもおかしくないはずなのに、これまで一度も感謝をしたことがありません。
神さまは、「人間として、感謝の念を少し実現させてあげてもいいよね」と上から見下ろしていたとします。
感謝をしてもらうために、三百個与えているものの中から、ひとつを取り上げて、不調にしてみたのです。
そうすると、残りの二百九十九個が順調に動くことが、どれほどありかたいか気がつくだろうと思いました。
ところがこの人は、二百九十九個に感謝をするどころか、「痛いじゃないか」と大空に向かって暴言を吐くだけです。
「そうですか。解りました。では、ふたつ目……」と、ニカ所痛みを与えました。
この人は、まだ解らなくて、相変わらずひとつ目とふたつ目に対し「痛いじゃないか」と天に向かって文句を言うばかり。
神様は、いくら文句を言われても、たじろいだり、狼狽したりはしません。
「では、三つ目を……」体が痛んだり、不調というとき、痛むところ、不調なところを挙げ連ねるのですが、その人に共通していることは「いままで順調に動いてくれていたところに、何ひとつ感謝をしていない」ということ。
体のどこかが痛んだり、不調というときに、その不調なところに文句を言うのをやめる。
そして、不調ではないところすべてに「痛くなくて、健全に、健康に働いてくださってありがとう」とお礼を言い、感謝をすることで、その一ケ所が消えてしまう。という宇宙の法則が存在します。
では、どこも痛くなくて、どこも悪くない人はとうしたらよいでしょうか。
「どこも痛くなくて、健全に、健康に働いてくれてありがとう」言い続けていたら、痛いところが出てこなくなります。
丈夫な体で、全部の器官が、順調に健康に働いてくれてありがとう」と、元気なときにずっと言っていけばいいのです。
悪くなってから痛むところを治すという考え方もありますが、痛くなるまで待っている必要はありません。
一ヵ所痛くなったら、残りの二百九十九ヵ所に言わなくてはいけないので、時間がかかります。
それよりも予防医学として、「体のすべてが正常に働いてくれてありがとう」と言えば、非常に楽で簡単です。
ある男性が、交通事故に遭いました。
彼が意識を取り戻したとき、手の指三本と、足の膝から足首まで、骨が出ている状況だったそうです。
三ヵ月経っても状況は変わらず、時間だけが過ぎていき、医師からは「このまま治らないかもしれない」と言われていました。
このとき医師に薦められ、義肢を購入しています。
それから数日後に、この男性は「ありがとう」の話を思い出したそうです。
彼は、これまで正常に動いていたときに、一度も感謝をしたことがないことにやっと気づきました。
治ってほしいという思いは一切なく、いままで正常に動いてくれていたことが、
どれほどありかたかったかという感謝の思いでいっぱいになり、骨のままの指に向かって
「手の指さん、いままで正常に働いてくれてありがとう」と、お礼を言いました。
ありがとうを言った瞬間に、三ヵ月間、何も変化しなかった指の肉が、ググッと盛り上がるような感覚がありました。
その後、足にも「ありがとう」と言うと、また、肉が盛り上がるような、不思議な感覚がして、気のせいではないと確信したそうです。
それから毎日ありがとうをひたすら言い続けました。
前半の三ヵ月は骨が見えたままで、まったく変わらない状況だったのに、「ありがとう」を言い始めた日を境に、
手足の肉が盛り上がり、三ヵ月後には奇跡的に元通りへと戻りました。
体に向かって「ありがとう」。この宇宙の法則を、早い段階で知ってしまったら、どんな虚弱体質でも生きていけそうです。
以上、小林静観著 笑顔で光って輝いてより抜粋。
神さまが意地悪をするというのはないと思いますが、痛いところばかりに目を向ける。
悪くなったことに対して文句をいう。
そうすると体はスネテしまいます。
体が悪くなった。病気になった。痛い。
これらは生命を維持するために必要なこと。
体は助けるためにこれを行なっています。
そのことに対して文句を言ってしまったら体はスネテしまいます。
例えば、友達の為に良かれと思って手伝ったのに、その友達から文句を言われたら?
神様のような心を持っていないかぎり二度と手伝ってあげることはしないでしょう。
理由があり、死にたいから病気にさせないでという気持ちなら別ですが。
病気になってくれてありがとう。
痛みで知らせてくれてありがとう。
そう思うと、体が軽くなったような感じがします。
体が喜んでいるのでしょうか?
体を壊してしまったら。
体を壊す前に。
自分自身の体に感謝をやってみてください。