☆歪み(ゆがみ)
肩こりや腕はどうして痛くなるのか? 二
肩こりや腕はなぜ痛むのか?
前回の記事
今回は、なぜ方や腕の痛みはおこるのか?
①筋肉のダメージ
②椎間板の損傷。
③骨折。
前回は3つのうちの③骨折について書きました。
今回は筋肉のダメージについ書きます。
筋肉のダメージ
①筋肉のダメージは、前回の骨の話でももふれましたが柔軟性の欠如です。
筋肉に柔軟性がなくなってくると痛みがではじめます。
柔軟性がなくなることがわかりやすいのは肩こりです。
肩こりがある人は、その肩を触ってみてください。
硬いですよね。
柔らかくても肩に痛みがある場合は、椎間板によるダメージの可能性がありますが、これは次回に書きます。
肩こりがひどい人では、揉めないくらいかたくなっている人もいます。
この肩こりの原因は、猫背などの汚姿勢による筋肉の疲労。
イライラや不安からストレスによる血行不良があげられます。
また、筋肉に負担の多い仕事でも肩こりと同じく疲労がたまってしまい、その疲労が回復できなければ筋肉は硬くなってしまいます。
あと、リラックスできないという方もいて、常に力を入れっぱなしでうまく脱力できてない方もいます。
それは部分的に脱力ができないのではなく、体全体の脱力ができない方です。
日頃から忙しくしている方や、精神的な疲労をかかえている方がそのような状態になりがちです。
交感神経が優位になりすぎて、うまく脱力できなくなっています。
肩や腕の痛みはなぜ起こるのか?ですが
筋肉が疲労すると、筋肉が硬くなって血行が悪くなるために乳酸などの疲労物質が流れずにそこに留まり痛みがでてきます。
筋肉が硬いということは、筋肉をずっと使いっぱなしということと同じです。
今の若い人はわからないかもしれませんが、学校では悪いことをするとバケツに水を入れてそれを廊下で立って持つという罰がありました。
重いものをずっと持ち続けると腕や肩が痛くなる経験は、誰でもあると思います。
お店に行っていっぱい買い物をしたものを運ぶ場合や引っ越しの際に重い段ボールや冷蔵庫を持ったりしたら腕や手が痛くなって荷物をおろしたくなりますよね。
肩こりはそれと同じ状況を自らつくった結果です。
上の写真を見て頂ければわかると思いますが、体の中心より頭が前にあり前突という状態になっています。
人の頭の重さは4kg~8kgで体重の10分の1ほどと言われています。
だいたい米5kgの袋が肩の上に載っている状況です。
体の中心より頭が前にあるので首の力を抜くと頭は前にガクンと下がります。
つまり、猫背は首や肩の筋肉を常に使いっぱなしになっているのです。
さきほど買い物の話をしましたが、5kgの米を買い物袋に入れて運ぶのって大変ですよね?
そのような状況を猫背の方は常につくってしまっています。
そのような状況では肩が痛くなるのは必然です。
肩が痛くなるだけならまだよいのですが、これが慢性化してくれば骨格に癖がついてきます。
骨格をささえる靭帯に癖がつき、それがひどくなると椎間板が損傷していきます。
次回は、椎間板の損傷について書いて行きます。